Think Fast, Talk Smart
もっと上手に話せたら・・。
上手な人の頭の中どうなってんだ・・。
つい考えがちなんだけど。
ー”Think Fast, Talk Smart”ー
一瞬で心掴まれた言葉でした。
だからこそ、
本を読んだら日本語力がつくものだろうかと、始めた読書でもありました。
語力の方は、さておきまして。
同じ事を考えた事のある方々へ向けての記事でございます。
最初にこの言葉に出会ったのはYouTube。後に同名の本が出版されているのを見かけ、動画と本とでは一体何が違うのだろう、と気になってしまいました。
YouTubeはもちろん無料(約15分)、本は税込1980円(約300ページ)。
率直に、本を読む価値はいかほど?という疑問の答えを探したい。
本記事は、動画と本の比較が軸ではありますが、話し方を上達させたい方にも、”Think Fast, Talk Smart”の要諦は掴んで頂けると思いますので、ぜひとも最後までご覧頂ければ幸いです。
さぁ自分の印象を変えてみましょう。
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まず結論から。

同名のYouTube動画が出ているのであれば、まずは動画で充分。以下その理由です。
①まずは動画を見て学ぶ
②動画で学んだ事を試してみる
③試した効果を感じられたり、話者に興味が出たのであれば本を読んでみる
なぜならば、本の情報量は動画より圧倒的に多い(具体的に何が多いかは、後で触れます)。たくさんスキルが紹介されているのは有り難いことですが「で、結局何しよう」になりませんか?
ビジネス本で肝要なのは、実践して身になるかどうかである事を考えると、読む目的がはっきりしている(“Think Fast, Talk Fast”になる方法を学びたい)場合、本の情報量は多すぎると思いました。
内容を逐一実践したり覚えたい方には、本をおすすめしますが、自分にはハードルが高すぎます。結局できる事を2つ3つに絞るのであれば、最初は動画の情報量でちょうど良いのでは、というのが「私の結論」です。
とはいえ、それぞれの良し悪しもあります。具体的にはこれから紹介していきましょう。
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①本
最初は本の内容です。
本書は2つのPARTで構成、それぞれに豊富な例が紹介されています。
PART1)即答力を鍛える6ステップ
PART2)6つのシチュエーション
PART1でいきなり知りたいスキルが紹介されるわけではなく、人前で話すための心構えや、そのためのマインド醸成、精神面でのコツが主題。話す時に緊張しない方法をある程度知っている場合は、PART2から読み始めてもいいと思います。
最初に少し触れましたが、本記事は本の内容を一つ一つ紹介するものではありません。本と動画を比較しながら、核となる部分だけをお届けする内容になっています。
大体の場合、主題のみが書かれている本というのはないもので、挿話や経験談が多分に盛り込まれています。翻訳本に特に多い印象がありますが、本作でも然りです。
「う、長い・・」と興味を失ってしまう事もあれば、「お!」と思えるものも混じっている。本作で自分が面白いと思った余談はこちらです。
話し方を上達させたい向上心に溢れる方の中には、TEDを見てそう思われた方もいるのではないかと思いますが、その裏話が紹介されていました。“かなり細かい台本が用意されていて、録画に編集が加えられることもある”。
有名人でさえ、何ヶ月も練習を重ねて質を高めているらしい。つまりTEDで見る動画というのは、ベストオブベストのプレゼン。登壇者があまりに自然すぎて、練習の影を感じさせない・・これはこれですごいと思うのですが。
本書の核
TEDを見ていると、なんであんな上手に話せる?と思ってしまいがちですが、相当な練習や努力の上に仕上がっている、という風に見た方が良いのでしょうね。なぜなら「自分には無理」思考に入ってしまうと何もしないから。
何かの発表やプレゼンというのは、本番一回の出来事ですが、日常、たとえば会議で咄嗟に何かを聞かれた時に上手く話せるかというのも、この練習次第という事が、本書で学んだ事です。
翻訳本を買う時には原題にも注目したいという事を別の記事(以下リンク)でも書いていますが、本書の副題は、“How to Speak Successfully When You’re Put on the Spot”(「急に話を振られても困らない」ためのアドリブ力)。
“Think Fast”という言葉に魅かれて、頭の回転が速くなる!?と飛びついてしまいましたが、これは文字通りの意味ではありませんでした。
練習を重ねれば、本書の核である「型」の取り出しスピードが速くなる。「型通り」話すことができれば、通常頭を捻りながら話すよりも、圧倒的に速くて賢い話し方になるという意味だと、今では理解しています。
急に振られる事に練習しようがないではないか、と最初は思っていましたが、著者マット・エイブラハムズ(Matt Abrahams)はこの部分におけるスペシャリスト。スタンフォード大学経営大学院で行動経済学講師として教鞭を振るわれている第一人者でございました。
とにかく「型」を学ぼう、というのが本書の主題。
日常生活で「型」を有効活用できれば、すなわち“Think Fast, Talk Smart”、即興で弁が立つ人になれる。
仕事での会話や自然発生的なコミュニケーションがうまくできれば、自信にも繋がります。自信は周囲に伝わるものですから、「型」を上手く活用できることの効果は無限大なのかもしれません。
全国の美味しい特産品に特化したふるさと納税サイト【ふるさと本舗】「型」とは
では、どんな「型」があるかといえば
・何ーそれが何ーそれで何
・プレップ(PREP):要点(Point)ー理由(Reason)ー例(Example)ー要点(Point)
・問題ー解決策ー利得
・比較ー対比ー結論
・スター(STAR):場面(Situation)ー課題(Task)ー行動(Action)ー結果(Result)
最後のSTARはAmazonが面接で採用していると言われている手法。面接を受ける人は、あらかじめこういう順番で話したい内容を整理して伝えてください、と言われます。
周辺情報
知りたい情報が「核」ならば、それ以外の情報は全て周辺情報になる訳ですが、動画では絶対に収集できないのがこの類。
例えば、先の「型」以外にも、色々紹介されている「型」がある、以下その一部です。
・きかいに感謝:機会ー関係ー逸話ー感謝
・これか:答えー例ー価値
・4つのK:気付きー考えー協力ー効果、など
一気に覚えて使おうとすると、脳がパンクしそうなほどパターンがあります。
少し変わったものでは、即興演劇の授業で使われるストーリー・スパイン(話の筋)という手法が紹介されています。筋書きを話す効果的な順番ですが、話の面白い芸人さんというのは、知ってか知らずかこの順番で話をしているのかもしれませんね。
(気になる方は“ストーリー・スパイン”で検索してみてください。いくつか見ましたが、自分が見た限りはどれも同じ内容でした)
他に、パブリック・スピーキングの練習に使えるアプリ(Orai、LikeSo)の紹介もあります。ただ、英語で話してAIがフィードバックをしてくれるもので、日本語のスピーキングアプリは見つけられませんでした。日本語圏での需要は少ないのでしょうか?個人的には興味ありますが。


最後に自身の余談になりますが、何を核とし何を周辺情報とするかは、「人それぞれ」「その時何を求めているか」によっても変わるものだと思っています。自分にとって良かった余談はこちら。
話し方の練習はスポーツと同じ:
トレーニングを信じ、リスクを恐れず、現状に甘んじず、試行錯誤すること
②YouTube
続いて動画の内容です。
本の凝縮版であり、「核」である。紹介されているのはこちらの4つ。
1.向き合い方(Approach)
・話す相手を脅威とみなすのでなく、オープンな姿勢で臨む
・自分の考えをシェアするチャンスと考える
2.聴衆を知る(Audience)
・自分が言いたい事よりも聴衆が何を聞きたがっているか、聴衆は誰なのかにフォーカスする
・聴衆に感謝する
3.置かれている状況を考慮に入れる(Context)
・時間(午前はアクティビティ、昼食後は集中力を必要としない内容にするなど)
・感情(興奮で人をやる気にさせたいのか、怖がらせてモチベを上げたいのか)
・場所
4.構造化(Structure)
・構造化された話は40%も記憶に残りやすい
・覚えやすい構造(=地図)
1)時系列:過去ー現在ー未来
2)問題解決:問題ー解決方法ー利益
3)What-So What-Now What:「何—それが何—それで何」構文。使い方としては「問題ーなぜ重要なのかー次に何が起こるか」を説明するもの。whatをwhoに変えれば強力な自己紹介に。
最後の構造化というのが「型」です。
俯瞰してみると、「核」=動画の内容は、最初に本を読んだだけでは掴みにくいかもしれません。
動画で一番強調されているのは「何—それが何—それで何」構文ですが、本を読んでいると、その他色々な情報に紛れてしまい、大事な部分であるという事に気付きにくい。
じっくり読めば、何回か登場する言葉として、大事であると拾える人もいるかもしれませんが、自分の読書あるあるの中に、本を読んでいると、途中から内容よりも通読に重点を置いてしまう時があります。全部読み終わって、たくさんの中から著者の重点を拾えたか、自信はありません。
結論の繰り返しになりますが、やはり最初は動画で十分ではないでしょうか。
最後に、
著者であり話者マット・エイブラハムズ(Matt Abrahams)のスタンフォード大授業内容もYouTubeで公開されています!興味が出た方はいくつかご覧になっても面白いと思います。
さぁ〜練習してみるか!


