人生を変えた本

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今回のテーマは「人生を変えた」。読んで良かった!と思える本には、今すぐ使えるテクニックを教えてくれる本があったり、今までの考え方や認識を改めてくれる、または新しい見方を教えてくれる本があるのではないでしょうか。

人生を変える読書とは

皆さんも経験されていると思いますが、残念ながら本を読んだからといって、人生が好転するわけではありません。本を読んだ事で人生が変わるまでにはいくつかのステップがあるように思います。

そこで思い出すのがこんな言葉。

が変われば行動が変わる
行動が変われば習慣が変わる
習慣が変われば人格が変わる
人格が変われば運命が変わる

心理学者ウィリアム・ジェイムズの言葉、ヒンズー教の言葉など謂れは諸説あるようですが、言わんとする事は同じような事であり、現在はこの形に定着したよう。

逆に言えば運命を変えるには心、つまり考え方をまずは変える、ということになるでしょう。考え方を変えるための最高の道具が、すなわち読書です。

読書の要諦が、インプットではなくアウトプットである事を考えれば至極当然な気もしますね。

現在の考え方や認識を変えてくれる本は、あなたにとって最大の良書。それはビジネス書かもしれませんし、小説や歴史書、あるいは誰かの自伝かもしれません。

その時その人に必要な事は人それぞれですから、一言に良書といっても、各人のライフステージに合わせた数だけあるのでしょう。

ここで紹介される本が、必ずしも「あなたの」人生を変える事を保証するものではありませんが、少なくとも紹介してくれている人の人生に影響を与えた本であり、そのエッセンスの内一つでも「あなたの」日常のスパイスとなれば幸いです。

カーネギー「人を動かす」

BookTubeに入る前に、一冊ピックアップしてご紹介ます。例えばこういう事として、参考にして頂ければと思います。ご存知だという方は次の章へ飛んでくださいね。

デール・カーネギー「人を動かす」(How to Win Friends and Influence People)は、1936年出版の名著ですが、挙げられている様々な原則は、現在でもより良い人間関係を築くためのコミュニケーションスキルとして使えるものがたくさんあります。

ビジネスシーンに限らず、特に人と人との間で仕事をする職業の方は一読されるととても勉強になる自己啓発の良書です。

基本の考え

この本の重要な考え方は、良好な人間関係こそが、仕事や個人生活の成功の鍵であるとしています。相手を尊重し、共感し、理解しようとする姿勢を大切にする、そのためのヒントを教えてくれる本です。

生きている以上、誰かと関わることは避けようがありません。学校や仕事、何かのアクティビティに参加されている場合は尚のこと、周りの人と気持ちよく過ごす事ができるかどうかで、その楽しさは変わってきます。

全員と仲良くなることはできませんから、読んで学んだ事を実践した時、あなたの周りに残る人達、共感を示してくれた人達、その人達とは良好な関係を築ける可能性が高まることでしょう。

良好な人間関係のための基本原則

今日でも広く読まれ、実践されている原則には「人を動かす」「人に好かれる」「人を説得する」「人を変える」や「幸福な家庭をつくる」まで、人間関係を良好にするためのものが色々あります。

もし今、何かしら人間関係で困っている事があれば、本書を開きながら、参考にするのも良いでしょう。困ってなんかいなくても、改善できるところがないか、見つめ直してみるのも一手でしょう。

それでは本書に紹介されている原則のいくつかを紹介していきます。

盗人にも五分の理:批判ではなく、認める

批判的な態度は人を遠ざける傾向があります。特に相手の人格や考えを否定したり、批判するのは、その場は自分に都合が良くとも、結局は追々敵をつくることになりかねません。物事を動かすために味方が多いことほど心強いことはありません。批判を避け、相手の言い分を認めることから始めます。

率直で誠実な評価

周囲の人の良い点を見つけ、誉める。お世辞ではなく心から行うことで、先の批判と反対の効果を生みます。すなわち、自分に良いものが跳ね返ってくる。悪い所ほど目立つものですが、人類みな同胞、大きな心を持って良い面を見つける、褒める、伸ばしてあげることができれば、相手の承認欲求を満たしたり、返報性の法則が働いたりして、より良い関係のきっかけとなるでしょう。

強い欲求を起こさせる:相手を動かすでなく、自ら動いてもらう

教えてもらった事、やりなさいと言われた事は、すぐ忘れてしまったり、イヤイヤ行ったりすることが多いです。そうではなく、人は自分で考えた事、やりたいと思った事なら、モチベーションも高く、最後までやり通す事が多いです。どうしたら動いてもらえるか、その人の立場になって考えてみます。

実践アドバイス

人に好かれる原則には「名前を覚える」「笑顔」「聞く」など、当たり前のことのように思える内容がありますが、当たり前の事を当たり前にできている人というのは、気付くと組織で高い評価を得ている場合が多いのではないでしょうか。

本書に含まれる、豊富な実践アドバイスや成功事例、その一部をご紹介。心理学に興味のある方には馴染みのものも多いかもしれませんが、当たり前と思わずに、まるで魔法のような効果があると思って、やってみるのも一つです。

名前を覚える

相手の名前を覚え、名前で呼ぶことは、相手にとって特別感を生みます。自分が名前で呼ばれた時はなぜか嬉しく思ったりしますよね。

SNS環境で多いかもしれませんが、今まで名前で呼んだ事がなければ、呼ばれるより先に、自分から呼んでみるようにしてみましょう。相手にやって欲しいことは自分から

興味を示す

相手に興味を持ち話に耳を傾けることは、相手が重要に感じる要因です。全ての人に興味を持つ必要はありませんが、例えば職場で自分より上の立場にある人、仲良くなりたい訳ではないけれど、影響力を持っている人の話に注意深く耳を傾けると、さてどうなるでしょう?

何も思わずただ聞いている人と、作戦として聞いている人では数年後のポジションに違いが生まれていても不思議ではありません。

失敗談で警戒心をとく

自身がすでに上の立場にある時は、立場が下の人の警戒心をとくために有効なのは、自身や過去の失敗談を話すことです。その人に注意したい事がある時には特に有効。

ここまでの内容で興味が湧いた方は是非本書を手に取ってみることをおすすめします。

BookTube〜人生を変えた本〜

いよいよ「人生に影響を与えた本」と題す、2本のBookTubeを紹介します。1本目はGabe Bultさんの人生を変える知識をくれる本。2本目はRobert Greeneさんの人生を変える程の衝撃を受けた本。

Robertさんは「権力に翻弄されないための48の法則」の著者としても知られる方。本でご存知の方もみえるかもしれませんが、実践テクニックとは一味違った角度の本を教えてくれています。

それではどうぞ✨

①:Gabe Bult(6 Books That Changed My Life)、(8:49)

  • ワン・シング 一点集中がもたらす驚きの効果、ゲアリー・ケラー
    The One Thing Book by Gary Keller
  • やりとげる力、スティーヴン・プレスフィールド
    The War of Art by Steven Pressfield

  • 金持ち父さん、貧乏父さん、ロバート・キヨサキ
    Rich Dad Poor Dad by Robert Kiyosaki

  • 「週4時間」だけ働く。、ティモシー・フェリス
    The 4-hour Workweek by Tim Ferriss
  • 人を動かす、デール・カーネギー
    How to Win Friends and Influence People by Dale Carnegie

  • エッセンシャル思考、グレッグ・マキューン
    Essentialism by Greg Mckeown

②:Robert Greene(3 Books that will change your life)、(6:15)

  • 君主論、マキャベリ
    The Prince by Niccolo Machiavelli

  • 戦史、トゥキディデス
    History of the Peloponnesian War by Thucydides
  • イクストランへの旅、カルロス・カスタネダ
    Journey to Ixtlan: The Lessons of Don Juan by Carlos Castaneda

君主論は15〜16歳で読んで、高校生にはまるで関係ない話と思ったけれど、現実の残酷さや、人間の分析など、とにかく衝撃を受けた作品だったと言ってるね。

例えばだけど、どんな事を思って衝撃を受けたのか、同じ本を読んだら追体験できるかもしれない、と考えるのも面白そう。

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